バルセロナへべれけ育児ブログ

バルセロナ在住3年目の料理人 美味しいものと酒さえあればとりあえず幸せ笑 2022年に生まれたパンデミアルの息子と几帳面なカタルーニャ人旦那との生活を適当に綴ります。

(備忘録)出産レポまさかのコロナ陽性1(分娩室でロックダウン)

8月3日に元気な男の子を出産しましたー!

 

なんかとんでもなく濃い一日だったので記憶に残ってるうちに書いて行こうかと。すでに1ヶ月ちょい経過してるけどだんだん忘れて来てるので頑張って書いて見ます。

 

3日はちょうど41週の検診が入ってる日でこの日に促進剤を入れるか決めましょうと言われてる日だった。

 

夜中2時に目がさめるとパンツが若干濡れてる。くしゃみして出ちゃったには多すぎるし破水にしては少なすぎるような。。

痛みはほぼなくどうしよう、、と彼を起こす。

病院には痛みの感覚が5分おき、または破水したらエマージェンシーに来てね、別に電話もしなくて良いから。と言われたけど病院まで車で30分くらいかかるし行って帰ってくれは嫌だったので電話して聞いて見ることに。

 

緊急の電話24時間対応のはずが誰も出ない。30分後にまたかけると出てくれたけど受付の子しかおらずドクター今お産入ってるからあと30分くらいしたらまた電話して。と言われ30分後にまた電話するもまだドクターは居ないとの事。破水かどうかは来てテストしないとわからない。心配だったら来てと言われる。

 

だんだん生理痛のような痛みが始まるも、これが陣痛??と謎なレベルだけど陣痛カウンターを開始。大体7、8分間隔で全然耐えられる痛みがくる。

 

今日から家を開けるかもしれないと、夜中の3時から掃除を始める。バルコニーに生えてるバジルがかなり育ってたので葉っぱを摘んで洗って冷蔵庫に。帰ってきた時にまたどれくらい育ってるのか楽しみだなぁとか思ったり。

 

家中の植物に水をやり、水回りを綺麗にしていたら朝の6時に。日本にいる姉と終始ラインをしながら状況を一緒に見てもらう。その間彼は爆睡。。

徐々に感覚が5分を切って来たので彼を起こしてそろそろ病院に行きたい事を伝えると、破水はもっと水出るでしょ多分違うよみたいな事を言われ。

いや、腹いてーんだよと静かにブチギレると、痛み来てるなら言ってよ!とまさかの陣痛始まってるの知らなかった宣言。

 

まだ耐えられる陣痛と共に家を出発。この時の私は希望に満ちていた。このくらいの痛みならヨユーだわと、、、病院に向かうテールランプがみんなからの声援に見えた。私のお産ピックが始まるぜ!と。。

 

病院に着いてからはエマージェンシーに行き受付を済ませる。はじめに診察室に通され破水したのかチェックを受ける。

リトマス紙的なものでわかるみたい。検査後破水という事で入院準備に取り掛かる。彼はその間外で待たされていたけど入院が決まって入院手続きをしてもらい診察室にて合流。

私はその間にPCRテストを受けその結果が出るまで診察台の上で放置。

お腹空いた。。

 

1時間ほど放置されてから診察室に朝食を持って来てくれた。スペインらしくコーヒーもついてる。その間も破水なのか水垂れ流しのまま椅子に自分でシートを引いて朝ごはん。この間病院の人は誰もいない笑

 

朝食を食べ終えてダラダラしてたら分娩室に移る用意ができたからと車椅子でお迎えが来る。全然歩けたけど車椅子に乗って移動。

 

行った先は窓が大きくて自然光の入る素敵な分娩室。テレビもあるし、これで2時からの日本対スペインのサッカーを見ようと1人ワクワク。

 

バースプランにあった自然光にしてもらったり、彼がお香を準備したりとなんだか楽しいイベントが始まるみたいでワクワクしていると、なんだか明らかに不機嫌そうなおばさんがノックもせずに入ってきて、あなたこのPCRいつやったの?と。。いや、さっきだけど。というとまた不機嫌そうに出て行った。

 

ちょっとすると助産師さんが来て、あなたのPCR陽性だったからこれからコロナ陽性者用の分娩室に移動するわね、あなたのお産方法は何も変わらないけど、私たちが防御服を毎回来てから入室することになるわ。との事。びっくりしすぎて目が点に。

 

なんせこの2週間コロナが怖くてろくに外出もしてなかったのに。。。そんな事言ってる間に入り口を研修医達が除菌を始める。。

 

彼も濃厚接触者となり、部屋から出れない事に。まさかの分娩室でロックダウン。

とりあえず車に携帯のチャージャーやら、分娩室に持って行きたいものが残されてたのでそれだけ許可をもらって彼にサクッと取りに行かせてもらう。

 

陽性がどうしても信じられずに、偽陽性だと嫌だからもう一回PCRテストを受けたいというと、次のテストで陰性でもそれが偽陰性かもしれないでしょ?それを言い出したらきりがないから一回しかやらないの。と言われ泣く泣く承知する。

 

ちなみに彼はワクチン2回接種済み、症状がないという事でPCRを受けることもなく一緒に隔離。

私も症状がなかったのが不幸中の幸い!

 

そして連れて行かれた分娩室は窓もない、所謂ドラマとかで見る分娩室さっきの部屋が増築した新しい部屋だとしたら、こちらは以前から使われていたんだろうなぁというような部屋。

 

陣痛を図る機会と赤ちゃんの心拍を図る装置をつけられ時間がすぎるのを待つ。この時点で10時過ぎくらい。

彼はちょっと早めの昼ごはんを分娩室まで持って来てもらい食べていた。

 

ここら辺から徐々に本気の陣痛が始まる。この時点で私の子宮口は2センチのみ。陣痛に耐えたほうが早くお産が進むというのを信じて頑張るも、徐々に耐えられなくなって来て、助産師さんに、いつ麻酔を打ってくれるんだ?と聞くと、麻酔科の先生スタンバイしてるからあなたがほしい時いつでもいいよとの事。

 

そこからちょっと耐えるも、なんで私耐えてるんだ?と自問自答し助産婦を呼ぶ。

もうちょっと痛みを知りたかったのは麻酔の脊髄注射をした人が、陣痛が痛かったから注射されたのも気づかなかったと言っていて、痛いときにやれば注射の痛みを感じないんじゃないかという企みがあったため。。脊髄注射も怖かった私だけど実際は全然痛くなかった。

背中に冷たい感覚があり、5分もしないうちに痛みとは無縁の世界に。

数値で陣痛が来てるのはわかるけど、何も感じないのでただただ時間がすぎるのを待つ。

いろんな人に、お産なう。を送りつけるくらい暇。

 

途中で彼と英語でしりとりを始めるも30分で飽きて、ひたすらユーチューブを見たりダラダラする。

 

6時くらいになり赤ん坊が横を向いてるから体を横に向けて寝ててと言われその体勢のまま2時間。

ついてくれた助産師さんが8時に交替との事で8時過ぎにもう一回チェックしに来た時もまだ下がってないけど下は開いて来てる良い感じーと言われて安心していたら交替した助産師さんに、後2時間待って下がってこなかったら緊急帝王切開ねと言われ一気に焦る。。

 

長くなったので次の回に