バルセロナへべれけ育児ブログ

バルセロナ在住3年目の料理人 美味しいものと酒さえあればとりあえず幸せ笑 2022年に生まれたパンデミアルの息子と几帳面なカタルーニャ人旦那との生活を適当に綴ります。

実録:地下鉄で財布を盗まれた!その後はどうなるの?

バルセロナに来て4ヶ月くらい経った時、Tinderで知り合ったカタルーニャ人とビールを飲んだ帰り、サンツ駅からリセウ駅に向かう地下鉄の中でポーチに入れていた財布をスられた。

「かわいい子には旅をさせよ」のイラスト(女の子)

 

その日はバルサの試合があってちょうど終わった頃だったのか、地下鉄が結構混んでいた。

次の地下鉄を待とうかなと思ったのだが、出入り口に立っていた男が、入りな入りなとスペースを空けてくれた。今考えればこいつがスリだったんだと思う。

 

腕に自分の上着をかけていて、手の動きがわからないようにしていた。

 

地下鉄が動き出すと結構混んでいた為、ぎゅうぎゅうの状態で、斜めがけにしていたポーチがやたらと足に押し付けられていたが、東京の満員電車に慣れていた私はこんなもん東京に比べたら屁だな。とよくわからない事を考えていた。

今考えればポーチを私に押し付けてわからないようにしてポーチを開いて財布を盗んでいたのでしょう。

 

2駅過ぎて人が減ったのと同時にポーチが一気に軽くなったのに気づき、やられた!と一気にどん底状態に。

 

何もできずにただ途方にくれる。

 

かろうじて携帯は盗られていなかったので、すぐに銀行のキャッシュカードオンラインで止める。

日本のクレジット会社にViberを使って24時間のお問い合わせ番号に連絡し止めてもらい、そのまま保険会社に連絡し指示を仰ぐ。

こういう時に日本語を聞くとちょっと安心する。。。

 

保険会社から言われたのは、警察の盗難証明をゲットして、申請書に盗まれた物、その値段を記入して遅れとの事。

 

次の日に早速Ravalのガウディ邸近くにある警察署に証明書をもらいに行った。

皆さんが使う事が無いことを祈りますが下にアドレス入れときます。

 

Comissaria Mossos d'Esquadra distrito de Ciutat Vella

住所:Carrer Nou de la Rambla, 76, 78, 08001 Barcelona

電話:933 06 23 00

 

警察署につくと、何しに来たの?と聞かれ、財布盗まれて。。というと椅子で順番が来るまで待つように言われる。

待ってる椅子には多分盗難にあったであろう旅行者が私と同じように順番が来るのを待っていた。

 

同胞たちよ。

 

なんとなく仲間意識が芽生える。

 

耳をすまして聞いていると、盗られる時に倒され包帯を巻いている人もいた。

隣にいたドイツ人の老夫婦は泊まっていたエアビーアンドビーの部屋に泥棒に入られたらしい。

世知辛い。と思っていると自分の番になった。

 

まだスペイン語で状況説明もできなかったので、英語通訳をつけてもらった。

英語でも対応してくれるのはありがたい。

 

どこで盗られたのかを説明し、盗られたものを箇条書きで書いてもらう。

ここが保険会社に申請する時に大事なところだなと思い、金目のものはしっかり申告する。

犯人の顔は見たかと言われ、見たと思うけど、あまり定かでは無い。と言うと、スリ師たちの顔写真が載った分厚いアルバムのようなのを見せてこの中にその顔はあるか?と聞かれた。

いや、わかんねーよ。。と思いながらもパラっと見て、『分からない』と返した。

 

こちらに住んでいて学生の暇な私は警察でいくら待っていても問題ないが、日本からの旅行中に盗まれた上に対応の遅い警察署でただただ待つだけの時間なんて、大変だったけど思い出だねーなんて絶対ならない。。

 

一通りの質問を受けると書類を作ってその場で印刷してくれる。

自分用と保険会社に送るようで2部用意してくれるように頼むと快く引き受けてくれた。

 

待ち時間は長かったものの、対応は思っているより良かったです。

待ち時間はその日の被害状況にもよると思いますが、1時間ぐらいは見ておいたほうが良いかと。

 

その後保険会社に盗難品リストと警察証明を送付。

1ヶ月ほどで保険金が入金されました。

現金分は保証されないけど、友人から誕生日にもらったちょっといい財布が盗られて凹んでいたので保険金が入ってちょっと元気になりました。笑

 

パスポートの場合は領事館に行く必要がありますが、他の物の場合はこの様な流れになります。

 

出発が迫っていて警察に行く時間がない!などの場合は一度保険会社に問い合わせてみるといいと思います。

 

私は南米旅行の時に、2度盗難に合い1回目の時にもらった警察証明までも盗まれ、もうどうしようもなかったので保険会社に連絡すると1回目の分は免除してもらいました。まぁ盗まれたもんはしょうがないですよね。

流石に飛行機を見送ってまで証明書取ってこい!とは言わないと思います。多分。。

 

みなさんが盗難に合わない事が一番ですが、その後の流れをちょっと分かっていると落ち着いて行動できるかな?と思いこの記事を書いてみました。

 

盗られると落ち込むし、なんであの時。。とやたらと思いかなり凹む。

最終的にはスリ師たちはスリ師にしかなれないかわいそうな人たちなんだ。私は日本に生まれてぬくぬくと生きてきて、ビザも取りやすいし財布ぐらい。っと自分を落ち着かせるけど、最後はやはり、私の財布取ったやつが不幸になります様に。

と恨まずにはいられない。