日本人観光客がほぼ毎日のようにスられてる?!スリが多いのはなぜ???
スペイン、イタリアなどに旅行に行く際によく、スリに気をつけてね!というのはもうここ30年近く変わりなく言われる言葉だと思います。
バルセロナ日本領事館から送られてくる事件件数も目を疑うような数で申告してない分も考えたらほぼ毎日どこかで日本人がスられているような計算になっていた2019年。
なぜここまでスリが多いのか?
1)スペインは400ユーロ以下の盗みは罪に問われないというような嘘みたいな法律があります。
なのでちょっとした物を盗んで捕まってもスリ師たちは痛くもかゆくもないのです。(2021年現在この法律は改正が必要という声が上がっています。)
2)移民が多い。
もちろんきちんとした仕事をしている移民が大半ですが、アフリカなどから移住してくる難民にとってスペインはEUの入り口の国でもあります。
難民申請が受けられない場合、滞在許可も就労許可も自国政府からの支援も受けられません。
また同じ言語を話すというところから、南米からの不法移住者なども多く、通常の仕事につけない人たちが生きるためにスリをしているという現状もあるようです。
3)スリは観光客が大好き
スペインは観光大国ということもあって、どのシーズンも関係なく観光客であふれています。
バルセロナは町中に素敵な建築物があふれていて、歩いているだけで楽しい町。
みんなテラスでビールを飲んでる陽気な国。そんな中で浮足立たずにいるのは結構至難の技。そこを彼らは狙っているのです。
何度かスリ現場に遭遇しましたが、被害に合いそうになっているのは殆どアジア人、または金髪のスペイン人っぽくない容姿の人ばかり。
観光客の場合たとえ見つかってもスペイン語が話せないからその後大事にならないというのも彼らが観光客を狙う理由だと思います。
警察は何をしてるの??
こんなにスリが多くて発生する場所わかってるなら取り締まってよ!
と思うのですが、警察も何もしていない訳ではなく、私服警官がランブラス通りを見回っていたり、メトロ内にもガードが巡回していたりするのですが、スリって未遂だとなんもできないんですよね。。
現行犯でないと捕まえられないというのがネック。ただ、警察はスリの顔写真を持っていて一応目星をつけて巡回しているそうですが、ただでさえ財政難のスペイン。
スリ以外にも麻薬組織や、テロ、移民問題などある中で、スリにそこまでがっつり人員を割けないというのが本当のところではないでしょうか?
じゃあ旅行者はどうすればいいの??
個人的なお勧めとしては、、取られてもダメージがないようにしておく。笑
何その助言!という感じですが、どんなに気をつけていても取られるときは取られるので盗られてもやられたなーくらいの準備をしておくのが良いと思います。
私が財布を盗られた時の事を書いた記事です。
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旅行保険にしっかりと入る 私も保険に救われました。Iphone、ブランド財布など盗られた時に結構なダメージを受けます。でも保険でまた買えることになればちょっとは気が休まるはず。怪我した時も安心。
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スリにあった時の流れがどうなるか一通り知っておく。 盗まれるとパニックになってしまうことが普通ですが、そこからじゃあどうすればいいの?だとさらに精神的ダメージが。。 警察に行ったらどういうことを聞かれるのか。日本大使館の電話番号などメモをとっておくと安心です。
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パスポートは持ち歩かずにコピーで対応 免税を受けるとなるとパスポート現物が必要ですが、町歩きの場合はコピーで十分です。万が一警察に止められてもコピーで問題無いと思います。実際私はIDをコピーで持ち歩いています。 パスポートは盗られると一番タチが悪い。金品を盗られた場合警察に行って盗難証明書をとるだけですが、パスポートを盗られた場合は領事館まで行き、戸籍謄本を取り寄せることになります。日本で家族が取りに行ける人がいればいいですが、単身で家族と離れて暮らしている人は結構大変です。 本当に心配な方は戸籍謄本を先に用意しておくことをお勧めします。
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現金は持ち歩かない バルセロナはカード化がかなり進んでいます。コーヒー一杯1ユーロからでも嫌な顔せずにカードでの支払いはできます。稀にに現金のみというお店ありますが大体オーダー前にCASH ONLYと表示、または確認されると思います。 現金はもしもの時用に50€持っていれば十分です。
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ブランド物は持ち歩かない ブランドバックなど持っているとお金持ってますよと行っているようなもの。格好の獲物です。バッグはきちっとチャックのついた閉まるもの。 財布はもうのりたまの空袋で良いと思います。
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危険を察知したら近づかない あの人見てるな、この道嫌だなと思った時のあなたの勘は正しいです。 スリ師はすごく人を見ているので、道で変に目が合う時は獲物にされている可能性が高いです。 彼らは数人のチームを組んで盗みを働く事が多いので、嫌だな。と思ったらお店に入るなり、立ち止まったりして危険を回避してください。 通りたく無い道も一緒です。ちょっとでも怖いと思ったらタクシーを利用しましょう。海外では、安全は買いましょう。
どんなに気をつけても盗られるときは盗られます。
この記事が盗まれるリスクを少しでも下げるお手伝いができれば幸いです。