バルセロナ料理学校(入学準備編)
今日は私が通った料理学校について。
バルセロナに一年間の語学留学に来た私ですが、来る前から一年は長いようで短い。語学だけじゃなくて、スペイン語で何かを学びたいと思っていました。
オーストラリアで留学していた時も英語がちゃんと伸び出したのはローカルの学校に行き始めてから。語学学校だけじゃなくて行きたスペイン語を現地の人と同じ感じで学びたい。(この時点で私スペイン語は全く話せません。)
バルセロナに来る前の私はやる気に満ちており、一年でどこまでできるか、仕事をやめてまで行くんだし、できる事は全てやってやろう!と思っておりました。
日本では事務職でしたが、昔キッチンで働いていたこともあり、料理学校なら言葉わかんなくても見よう見まねでなんとかなるだろう。スペイン料理も興味あるし!
ということで料理学校を探し始める。
スペイン人の友人が彼女も行っていたHofman(ホフマン)料理学校を勧められる。
行った人が勧めるなら間違いないだろうと言う事で日本から入学願書を提出しました。
ホフマンは製菓が有名で、ボルンエリアにあるお店のマスカルポーネクロワッサンは食べずには帰れない一品です。
私が選んだのはComplete chef training programという週2回のコース。
これなら昼間に語学学校に行って夕方から学校に通える私にとっては完璧なコースでした。
もしがっつり本気でスペインに料理留学に来るのであれば、ホフマンから学生ビザを取得するというやり方もあります。この場合週20時間以上の授業が必要になるのでもっとしっかりとした内容になります。
入学願書を申請後、入学金500€(当時)をクレジットカードで支払いました。
日本から支払ったのでクレジットで支払いができたのも楽で良かったです。
入学料金を支払い後、オリエンテーションの日程が送られて来ます。
私がスペインに渡ったのは6月、料理学校がスタートするのは10月。
3ヶ月でどこまで0からのスペイン語がどこまで伸ばせるかがポイントでした笑
授業が始まる前に1日オリエンテーション日があり、そこで必要な物などを説明があります。
私は自分でナイフセットを持っていたので日本から持って行きましたが、シェフナイフと呼ばれる主に使うナイフは新しいものをバルセロナで購入しました。
オリエンテーションでは教科書が配られ、ユニフォームのサイズチェックして配布。
ナイフセットを頼んでいた人は受け取っていました。
私は自分のナイフセットを持って行って問題ないか確認しました。
その他に必要なものとしてはユニフォームの下にはく長ズボンと靴。
靴は私はこちらでシェフ用の鉄の入った靴を買ったのですが、他の人は普通にスニーカーだったり夏の女の子はサンダル???に短パンで授業を受けている子もいたのでゆるい感じでした。
靴はこちらで購入。
他には、みんな同じGlobal製のナイフなので見分けるために自分の名前を彫ることをオススメされましたが、私はめんどくさくて端っこにちょっと傷をつけて自分だけわかるようにしていました。
あとユニフォームとエプロンに自分の名前の刺しゅうをして来るようにも案内がありました。
これは必ずと言うわけではないですが、先生や他の生徒に名前を覚えてもらう上でもやっといたほうがいいと思います。
ナイフに名前が彫れるお店、刺繍をしてくれるお店のリストはオリエンテーションの時に配られるのでそれを参考にすると良いかと。
刺繍のお店はボルンエリアにあって翌日には仕上げてくれて5ユーロとかだったと思います。
日本から料理学校を調べるのって結構大変だし、安いお金じゃないので色々な心配があると思いますが、私個人的にはホフマンにして良かったなと思っています。
理由としては、
先生たちの質が高い。
どのシェフも三ツ星レストランで働いていた人たち。
認知度がとても高い。
ホフマンは学校の他に製菓店とレストラン2件。うち一軒はミシュランの星付きを経営していて生徒はレストランで見習いとして働くこともできます。
バルセロナでホフマンに通ってるんだ。と言うとほとんどの人が知っており、一定の地名度があるので仕事を探すときなど優遇されやすいのかもしれません。
現地の料理が学べる。
フランス料理のような物も習いますが、基本的にはスペイン料理を学びます。スペイン人が学ぶスペイン料理なので現地の味が学べて良かった。
立地が良い
ホフマンは海の教会の真横にあり、授業が行われるキッチンからは海の教会がとても綺麗に見えて、たまに授業が始まる前、まだ誰も来ていないときなど、あぁ、バルセロナにいるんだなぁとしみじみ。
マイナス点は?
値段。
金額は今ホームページを見たらさらに授業料が上がっていたのですが、安くはありません。
ただ、他の料理学校の金額を比べてみても凄く安いわけではないのでなんともいえないところです。
他にマイナス点を考えてみたのですが、その他特に思いつきませんでした。
いい意味でカチッとしすぎずに、一回社会に出た30過ぎの私にはちょうど良かったです。
クラスメイトは一番若い子は17歳の高校生。上は60近くの魚屋さんと幅広く、30歳の私でも下から数えた方が早い感じでした。
みんな仕事をしながら来ている人が多く、お肉屋さん、魚屋さん、家族経営のバルで働いている人、バスククリナリーセンターに行きたい高校生など様々でした。
ちなみにこのバスククリナリーセンターはバスク地方にある、エリート料理学校。卒業すると大学の単位ももらえます。
世界の名だたるシェフ達が講義を行い、日本からはNARISAWAの成澤氏も授業を行うそうです。
料理学校については質問などがあればご連絡ください:)